毎年生徒から、次のような意見が聞かれます。
「勉強したのにテストの点数が思ったように取れなかった・・・。」
悔しいと思います。でもそれが現実であり結果です。
では何が問題だったのでしょうか?
これにはいくつかの可能性が考えられることでしょう。
- 勉強している場所が適切でなかった・優先順位を付け間違えた
- テストの難易度がそもそも上がった
- 自分の思っている勉強したという感覚がテストにかみ合わなかった
勉強している場所が適切ではなかった・優先順位を付け間違えた
勉強したのに点数が取れなかったというケースでよくあるのがこれでしょう。
学校の定期テストの場合、事前に範囲が発表されます。そのためその範囲からのみ出題されるのであれば、勉強している場所が大きく違うことはありません。
ところがたとえば中学3年生の場合。入試を見据え、中学1年生~中学2年生の過去の問題も出題されます。しかし事前に発表されるテスト範囲が書かれたプリントには「中学1年生~中学2年生の内容」程度しか書かれていません。具体的にどこどこが出るとは書かれていません。
そのため、どの場所から出題されるのか予想が苦手な生徒は、闇雲に学習をするため、上手く点数が取れないといったことがあるのです。
またたまにあるのですが、「自分の今の学年より下の学年の問題は簡単」と思い込んでしまうこともあります。そのため、あまり勉強時間を確保しないなんてことも。
とくに入試で言えることですが、たとえば英語の場合。そこまで大きく出題傾向が変わるといったことはありません。つまり大事なところはいつの時代になっても大事なのです。
そのため、学校でも塾でも先生が「ここは大事!」といったところは最低限覚えておきたいところです。プラスアルファで他のことを覚えることにより、より高得点を狙うことができるのです。
テストの難易度がそもそも上がった
テストの難易度は範囲や出題者の意図により変化します。
「これから生徒には頑張ってもらいたい」という意味を込め、難易度を高くするケースもあるでしょうし、単純に出題者が上手くテストを作成できずに難易度が上がってしまうケースもあります。
これらのことが要因となり、テストの難易度が上がったり下がったりすることはあります。
一般的に平均点が6割程度になるように作成するのが一般的とされているようです。
自分の思っている勉強したという感覚がテストにかみ合わなかった
生徒の中には3時間勉強して勉強した感覚になる場合と、1時間勉強して勉強した感覚になる場合など、生徒によって勉強したという感覚はそれぞれ違います。
勉強は量だけではありません。質も大事です。
しかしある程度の量は、どうしても必要となります。
学年が上がれば上がるほど、テストの範囲は広がってくるものです。そのためそれに比例するように、勉強時間を伸ばしていかないと、点数は徐々に落ちていく可能性は十分にあります。
分からなくなったらすぐに質問を!
学校でも塾でも、分からなくなったらすぐに質問をした方が得でしょう。使えるものはどんどん使ってください。
そしてアドバイスされたことは、まずは取り組んでみてください。それにより上手くいけば継続すればよいですし、上手くいかなければ他の方法を検討することができます。
取り組まない限り、その先のアドバイスはしにくくなるのです。
頑張りましょう!
ワタナベ