学習塾いろどりは、富士市でもめずらしい『理数系専門の学習塾』です。

特に中高生が苦手とする数学について、勉強方法をご紹介します。

今回のテーマに『計算力』です!

学習塾いろどりに通う生徒は

「数学が一番苦手」という理由で入塾する学生が多いのですが、

数か月後には「数学が一番得意」に変わる学生がほとんどです。

「数学が得意」の土台には計算力があるのです。

計算力をつけることの重要性

授業中、学生によく伝えることは「最終的には計算力勝負」ということです。

受験当日、同じ理解度の学生が競った場合、計算力がある方が圧倒的に強いです。

まず、制限時間内に解ききる計算力が必要です。

次に、解けたとしても正解できる計算力がなくてはなりません。

さらに、計算力があるとその後の学習効率が上がります。

つまり、計算が得意ではない学生と、計算が得意な学生では、同じ1時間でも解ける問題数が違うということです。

まずは計算力を身に付けて数学を好きになっていきましょう!

計算力を身に付けるための勉強方法

まず、数学の学習において、解法や公式を覚えることは大前提です。

「暗記科目じゃないから」というよく分からない理由をつけて公式暗記を疎かにしていると、数学の勝負の土俵にすら上がれません。

そのような基本公式を覚えたものとして以下の勉強方法を提案します。

なお、公式が成立する理由は、数学をよく理解して後から考えてみるのでも良いでしょう。

例えば
(-1)×(-1)=+1
がなぜ成り立つか。

先日、高3生に説明して「めっちゃすっきりしました」と目を輝かせていましたが、

計算自体を習うのは中1、納得しやすい理由を説明できるのは高3というギャップがあるのです。

計算の速度を上げるための勉強方法

学習塾いろどりでは『100マス計算』をすることを推奨しています。

隂山先生が考えたとされる学習方法です。

学習塾いろどりでは開校当初から勧めている学習方法で、解く際にはとにかく計算速度を意識させます。

取り組み始めは、100マス計算における多少のミスや間違いは気にせず、とにかく速く解くことを目標にします。

小学生は、1桁の整数の足し算の問題を扱います。

初めて取り組む生徒は5分で100問解ききれないことも多々あります。

しかし、毎日解き続けて1~2か月経つ頃には、ほとんどの生徒が2分を切るようになります。

最終的には1分以内に解けるようになる生徒もいます。

記録を更新していくことは、モチベーションにつながるだけでなく、計算力アップを実感できることにもつながります。

中学生になると、100マス計算の問題は1桁の正負の数の加法に移行させます。

教室では概ね中1生までしか100マス計算を扱いませんが、数学の授業の際のウォーミングアップにもなります。

また、通常の授業内学習でも「慣れてきたら速く解くように意識して」と声を掛けます。

計算問題をただ解いていてもなかなか速く解けるようにはなりません。

速く解けるようになるためには「速く解こう」と意識しながら解くことが重要です。

100マス計算も普段の計算練習も同じですが、継続することも大切です。

ある程度できるようになっても、その後も継続して努力を続けてください。

計算の正確性を上げるための勉強方法

何よりも大切なのが「ケアレスミスだから大丈夫」で片づけないことです。

計算問題で間違えたものを「符号を間違えただけ」「ちょっと計算ミスしただけ」と言い訳をしてまともに復習をしない学生が多いです。

受験ではそのミスが合否を左右することもありますし、今してしまったミスを本番でしないとは限りません。

ミスをなくすためにはきちんと原因を追究して、次回以降につなげる必要があります。

簡単なミスだったとしても、間違えた計算の類題を必ず何問か解くようにして下さい。

そして、数学の問題を解いた際には見直しをします。

数学の見直しは『見直し』ではなく『解き直し』を推奨します。

実際、数学のテストで高得点を取る学生はきちんと解き直しをしているケースが多いです。

普段の学習でやらないことはテスト本番でもできません。

日々の勉強から、きちんと見直し・解き直しをして正しい答えを導けるように訓練しましょう。

数学が得意な講師の計算力①

数学を得意とする塾講師の計算力を紹介します。

まず、中学生を対象に行われる学調であれば15分程度で満点が取れます。

しかし、公立高校入試であれば30分くらいかかりますし、大学入試の共通テストは時間ギリギリになります。

つまり、共通テストの数学を武器に大学入試を戦うのであればそのレベルを越えていかなくてはなりません。

学生の指導をしながら「先生より計算速くならなきゃダメだよ」とよく言っています。

数学が得意な講師の計算力②

授業では計算の答え合わせをする場面が多々あります。

生徒の間違えやすい問題や、解説するべき問題を選出するために、同じ問題を事前に必ず解くようにします。

受験期の実践的な授業では、生徒と一緒に問題を解くこともあります。

計算問題を解く際には頭の中で解き、答えを書いている間に解き直します。

方程式の問題であれば求めた解を代入して確かめます。

つまり、問題を解くと同時に解き直しもおこなうので、一度計算をするだけよりミスは少ないと言えます。

見直し・解き直しはすべての問題を解いてからではなく、1問解くごとにおこなう方法もあるのです。

計算力を育てるための勉強方法まとめ

数学に必要な計算方法とは、計算の速度と計算の正確性です。

そのどちらを育てるためにも、日々の勉強で意識して取り組むことが重要です。

計算速度が速いことは、今後の学習のためにも有利にはたらくので今日からでも育てていきましょう。

中学生までであれば100マス計算の実施を勧めています。

高校生であれば、センター試験や共通テストなどの過去問を解いていくことも計算スピードアップに有効です。

そして、いくら計算が速くてもミスが多くては意味がありません。

ミスをなくすためには日ごろの徹底した見直しの習慣が大切です。

「これくらい大丈夫」という甘い考えが大きなミスにつながります。

数学は他の科目に比べて分かっていてもミスが出てしまうため、満点が取りにくい科目です。

それでも、正しい意識で勉強すればきちんと成果につながります!