「違和感は繰り返すと自然になる」というタイトルにしましたが、少し分かりにくいかと思うので、もう少しわかりやすく説明したいと思います。
これは学習において非常に重要なことだと思うためです。
何事にも言えることだと思うのですが、「違和感」を感じている内容は、繰り返し練習をしていくことで「自然」になってくると思います。
これを学習に当てはめて考えてみたいと思います。
例えば
「私を今日公園が行きます。」
このような文章があったとします。これを見たときにほとんどの日本人は「違和感」を感じると思います。人によっては「おえっ」と気持ち悪くなることさえあると思います。
そしてこの文章を「私は今日公園に行きます。」と直すと、なんだかスッキリした気分になりませんか?
なぜ違和感を感じるのか?それは毎日日本語を話し、当たり前のように使っているためです。つまり知らず知らずのうちに、日本語の会話の練習を日本人はしているわけです。
違和感を感じられるようにする
つまり、どの教科においても違和感を感じられるようになると、点数を伸ばすことができます。
私の場合、英語と数学をメインとして教えているわけですが、どちらにおいてもこの話は通じるところがあります。
特に英語に関しては、生徒の答えを見ると違和感を感じることが良くあります。
以前生徒にこのようなことを言われました。
「なんでそんなにすぐに間違いを見つけることができるの?」
そうですよね。生徒からしてみたら不思議かもしれません。生徒が問題を解いている間、パッと見ただけで間違いを見つけられるわけですから。
別に超能力ではありません。欲しいですが。
これは「違和感」を感じるためです。間違った解答を見ると「おえっ」って体が勝手に反応しているのです。
先ほど例に挙げた「私を今日公園が行きます。」というのを見たような感じです。
このような状態になれれば、英語の点数は一気に上がると思います。
違和感を自然にする方法
ではどうすれば違和感を感じられるようになるのでしょうか?
それは「意識することが大事」だと思います。
英語で言うと、「be動詞と一般動詞は一緒には使わない」ということを常に意識して問題を解いてみましょう。
常にです。常に意識するのです。
すると、知らないうちに意識せずとも解けるようになってきます。つまり「自然」になったわけです。
でも常に意識しながらの学習は大変ですよね。大丈夫です。例えば先ほどの「be動詞と一般動詞は一緒には使わない」ということを意識した学習をしばらく続けると、意識せずとも間違わなくなってきます。
違和感と自然の話をしましたが、結局のところ「意識をして勉強をしているかどうか」が大切になってくると思います。
意識して勉強をする。それはつまり、その問題のことを考えながら勉強している。つまり、集中しているということです。
これは誰にでもできることです。ちょっと意識するかしないかだけで、勉強効率は飛躍的にアップすることでしょう。
ワタナベ