冬期講習まであと少しです。中学3年生に関しては志望校が固まってきたのではないでしょうか。

そこで考えて欲しいのは、「受験日まで時間がない中、何を勉強したらよいのか?」ということです。

現在11月。公立高校の受験は2月。私立に関しては1月。

あと3ヵ月~4ヵ月しかありません。しかし生徒の中には、「まだそんなに時間があるじゃん」と思っている人もいます。

客観的に考えてみると3ヵ月~4ヵ月って全然時間がないのです。

例えば公立高校入試まであと3ヵ月(90日)とします。受験科目は5教科。

単純計算で90日÷5教科=18日です。

家での学習時間を1日平均3時間としましょう。

すると1教科に費やせる時間は54時間となります。1教科と言っても1年生~3年生までの学習内容があります。

ということで54時間÷3年分=18時間。

どうですか?案外時間が足りないことが分かるでしょうか?

例えば中学2年生の数学。1年間で勉強してきた内容をたった18時間で復習し身に付けなければなりません。

英語に関しては1年間で出てきた単語を18時間で覚えなければなりません。

このように考えると「うわっ。大変そう。」と思うかもしれません。

正直に言って大変だと思います。しかしそれが受験でありもうすぐそこまで迫ってきています。そしてライバルたちは黙々と勉強を進めています。

この短い時間の中でやるべきことは、「受験の頻出問題であり、その中でも特に自分が苦手としているところの克服」だと思います。

苦手な所は後回しにしがちです。しかしそれが受験で出題されやすいのならやるしかありません。あとに回せば回すほど対応する時間が無くなります。

時間がない中で効率よく学習するためには、塾で問題演習を行うと貴重な時間を大量に割いてしまうことになりますので、家で学習をしできなかったことを塾で聞くようにすれば良いでしょう。

塾の講師も肝心な分野、覚えて欲しい問題を宿題として出しています。志望校に少しでも近づくためにも塾で出された宿題は完ぺきにこなし、自分の弱点を見つけ出し、それを塾で質問し身に付けていくと良いでしょう。

ワタナベ