学習塾いろどりでは、中3生の授業は冬期講習会から高校入試の過去問演習に移ります。
早い時期から入試過去問を解き始めることによって、早期に弱点を確認できたり、何度も反復練習ができるというメリットがあります。
生徒は初めての過去問演習を通して、入試の難易度を知っただけでなく、自分の弱点や理解不足を確認できたと思います。
これを機に受験に対する意識が高まり、改めて気を引き締める生徒も多いのです。
授業では、解説にもたっぷり80分の時間をかけますので、生徒も毎回きちんと理解してくれます。
平成24年度理科の問題の特徴
全体的に解きやすく、学生が苦手とするような難しい計算も少なかった印象です。
各単元(物理・生物・地学・化学)それぞれで作図問題が1問ずつ出ていたのもめずらしいですね。
出題範囲も無難で、理科が苦手な生徒でも解説を聞いて理解しやすいのではないかと思いました。
【大問1】小問集合
配点6点/難易度:普通
生物・物理・地学・化学から各1問の出題。
化学分野が記述、物理分野が計算問題で、各2点の配点です。
1分野が苦手な学生にとっては難しく感じるかもしれません。
電流の問題が小問にきて、大問にならなかったことに助けられる学生も多いかもしれませんが、
しっかり理解していないと取れない回路の問題でした。
【大問2】物理
配点11点/難易度:普通
中3物理からの出題です。
力の分解,仕事の原理,等速直線運動,力学的エネルギーに関する出題でした。
計算ができることはもちろんですが、この年のように理解が問われる内容も面白いですね。
中3物理範囲に偏っており、中1光の作図や中2電流の計算が苦手な学生にはラッキーでした。
高さが高いほど位置エネルギーが大きく、斜面をすべり降りた後の運動エネルギーが大きくなる
【大問3】生物
配点13点/難易度:普通
各学年の学習内容が上手く混ざり合った出題でした。
顕微鏡・消化酵素・食物連鎖の問題です。
こちらも実験をよく理解していないと正解できない印象です。
生態系において生産者だけが無機物から有機物をつくることができる
【大問4】地学①
配点5点/難易度:普通
中2天気からの出題です。
天気と言えば湿度の計算、選択問題ではありましたがこの年も出題されました。
湿度計算が苦手な学生が多いですが、これだけ出題されるのですから必ず覚えましょう。
湿度(%)=
(空気に含まれる水蒸気量)÷(飽和水蒸気量)×100
【大問5】地学②
配点6点/難易度:難
中3で学習する天体から。
天体は中3の終盤に学習する内容のため、他の単元に比べて勉強が足りたいない生徒が多いです。
それもあって、どの年度も理解が問われる問題は少し難しく感じます。
簡単ではありますが、計算問題も出題されました。
今回は特に普段は考えない南半球での太陽の動きの作図が難解です。
ほとんどの学生は初見問題になるのではないでしょうか。
「北半球の反対になるだけ」ではありますがそれでもなかなか…
地球の自転速度が一定であるため、太陽の日周運動の速度も一定
【大問6】化学
配点11点/難易度:普
運動とエネルギーに関する問題です。
中2・中3の内容からの出題。
特に意表を突かれるような問題もなく、いつも通りの出題です。
化学では化学反応式と計算問題が各1問は出題されると思って勉強すると良いでしょう。
ちなみにこの年はイオン反応式が穴埋めで出題されました。
化学反応が止まると気体の発生も止まる
理科の受験勉強方法①
静岡県の公立高校入試では各分野で計算やグラフなどが出題されます。
また、理由や方法など、理解を求められる記述問題も出題されます。
その中でも、重要用語や語句を覚えていれば取れるような問題も10点弱はあります。
まずはその10点を確実にとるようにしましょう。
提案する勉強方法としては、単語帳や重要語句がまとまったワークを使います。
とにかく反復して、満点を取れるまで体に染み込ませます。
そのときに、毎回必ず問題文もきちんと読むようにして下さい。
単語を覚える際の勉強を正しくできていれば、単語の意味を説明できるようになります。
説明 → 単語
単語 → 説明
を同時に勉強して学習効率を高めましょう。
学習塾いろどりの受験勉強
冬期講習会以降、公立高校入試まで、中3生は過去問演習を通して勉強をしていきます。
毎回宿題として過去問を配布しますので、次の授業までにやってください。
また、過去問は取り組み方も重要ですので、授業内で指導していきます。
授業時間内では解説と攻略法の伝授に全力を注いでいきます。
徹底した対策授業により、演習・解説・復習をきちんとこなすことで明確に点数が伸びます。
今年は厳しい受験戦争になりそうですが、学習塾いろどりでは今年も全員合格を目指します!