いろどりの冬期講習が12月24日から開始されます。
ここで行うのは、基本的には既習内容の復習です。
これは何年生でも変わりません。
とはいっても中学3年生の場合は、入試に向けて実践的な問題演習を行っていきます。実践的な問題演習ですが、内容は全て今までに習ってきたものです。
習ってきたものを行うわけですから、本当は高得点を取ってもおかしくありません。
しかしそこは人間ですので、覚えているものもあれば覚えていないものもあります。
では、覚えていないものというのは、頭の中に全く残っていないのかというとそうではありません。かすかでも残っています。それが人間の脳の凄いところ。
そのため、かすかでも残っている記憶に刺激を与えてあげることで、かすかなものが少しずつ濃くなっていくのです。これが復習です。
そして実践的な問題演習をすることで、何が自分にとって弱点なのかを再確認します。
問題はそのあとです。自分の弱点を再確認しどうするのかです。
時間がある状態であれば、克服することをおススメします。しかしこの時期となると話は別です。弱点の分野を捨て、その他の分野で確実に得点を稼ぐのも1つの手です。
例えば数学。必ず入試では計算問題が出ます。これは得点を稼ぐチャンスです。ここを落としてはいけません。なので、他の問題で時間をかけて悩んでいるくらいなら、計算問題を2度3度解いて確かめを行い、間違いなく得点に結びつけるのも重要です。
また、大問の中には小問が4つほど設定されています。小問の1.2はあまり難易度は高くありません。時折、「大問の数字が大きい方が難しい」と思う生徒がいるのですがそんなことはありません。
さらに英語の場合。よく出る単語や文法があります。例えば「不規則動詞」はよく出ます。例えば「bought」「brought」「taught」あたりは押さえておきたいところです。
また「I enjoy (study)」といった形になっていて、カッコの中を適切な形に直しなさいといった具体の問題も良くあります。これはルールさえ知っていればなんてことない問題であり、ingを付ければOKです。
このように、塾では得点を稼ぐポイントや重要なポイントを強調して教えていきます。講師の言っている言葉を流さず、特に「これ大事だよ」といった言葉は忘れずメモを取るなどして覚えるようにしましょう。
また、現状の自分のレベルと志望校合格に必要な得点を客観的に見て、どのような戦術(勉強)を行っていけば良いのかを考えてみると良いでしょう。その際、自分で判断するのはなかなか難しいかと思いますので講師に相談してみるのも良いでしょう。講師は今までに多くの生徒を見てきました。その経験からベストな方法を伝えられると思います。
ワタナベ